どうも、怒りん坊パパです。
今回は、2019年度の社会編です。
社会については、以前、地理と歴史の勉強法について記事を書きました。
麻布の社会は、四科目の中でも、なかなか手強いです。
大人でもそれほど、いい点数は取れないのではないでしょうか?
出来事や人物などを答えさせることはあまりなく、どちらかというとその出来事の説明やその人物が何をやったかを理解できているかが試される、「求められているのは『知識力』でなく『知識を使いこなせるか?』である」と、塾の先生はおっしゃってました。
さらにあるテーマに基づいて、問題文と問いが用意されており、そのテーマに触れたことがあるかどうかで、点数は大きく変わってくると思います。
そんな麻布の社会の学校別対策コースやNN麻布について、ご紹介します。
カリキュラムについて
まずは、カリキュラムです。
【四谷大塚】学校別対策コース(麻布)
最初の3回以外は、全てテーマ別となっています。
テーマ別といっても、およそ、ほとんど麻布の古い過去問そのものの出題のようです。
例えば、第4回の「縄文時代の社会と現代」は、2000年の過去問になります。
どういうことかというと、麻布の社会の過去問の練習をするには、過去問が最適であり、また、類似問題を塾側で作問するのが難しいということではないかと思います。
第7回が欠番になっていますが、これは他科目同様、授業がなく、教材も配布されませんでした。
【早稲田アカデミー】NN麻布
NN麻布の社会もテーマ別で過去問を取り上げています。
やはり、麻布の社会の入試問題の練習には、過去問が最高の素材ということになるかと思います。
比べてみると
カリキュラム的には、どちらも過去問を解くような形で似ています。
あとは、量的な違いくらいでしょうか。
過去問の取組み年数ですが、四谷大塚は、上記の授業以外に最新の5年分を解くようにと、言われ、その後、進められれば、進めるようにとのことでした。
NN麻布は、NN日曜の回数が少なく、過去問の取組み年数が少ないように見えますが、社会が苦手な生徒は、土曜特訓の講座を受講すると、過去問を上記の9回に加え、15年分実施しますので、全て受講すると、24年分になります。
教材の構成
【四谷大塚】学校別対策コース(麻布)
教材ですが、10ページ前後のA4の冊子です。
解答は別紙で1ページとなっており、解説はありません。
教材自体は、割とシンプルで、過去問が掲載され、最後のページに「ステップアップ」として、過去問の中で、考えるべき内容の追加の問いがあったり、説明があったりします。
(でも、解答はありません)
あとは、ところどころ、麻布の社会の入試問題で気を付けるべきことが注意点として書いてあったりします。(例えば、「1つの文を短くするよう意識する」など)
【早稲田アカデミー】NN麻布
早稲田アカデミーの教材は、本番同様の問題用紙と解答用紙、他科目でテキストとなっている冊子は、全て、解答/解説となっています。
解答/解説は、7~13ページくらいとかなりボリュームがあります。
比べてみると
教材だけでいうと、早稲田アカデミーのNN麻布の方が圧倒的に参考になります。
(四谷大塚には、解説がないので当たり前といえば、当たり前ですが)
解答解説は、1問毎に丁寧に記載されており、記述の解答/解説も模範解答が1つでなく、複数記載されています。最後に推定配点がかいてあります。
また、解説の中で、同じような類題が「何年の過去問の問**に出題」等の記述もあります。
そのほか、記述問題の出題内容分類(①内容=事項説明、②経過・展開、③背景・理由、④結果・影響・・・など)、記述の書き方(設計図の書き方、体言止めはしない、記号やカッコは1マスに入れる・・・など)
NN麻布の社会の解答解説は、読み応えあったなぁ。
早稲田アカデミーのNN麻布の社会の解説は、模試の時の保護者向け説明会などでサンプルが置いてあると思うので、ぜひ、手に取ってみることをおススメします。欲しくなりますよ!
ただ、かなり詳しく書いてあるので、読むのに時間はかかります。。。
四谷大塚の場合は、授業で全てのエッセンスを伝えているようで、教材からはどのような説明や解説がされているか判断できませんが、以下のようなことを教えてくださったようです。
例えば、記述において、
「文字数制限のあるもの(60字~80字など)については、1文字でも欠けたりすると、部分点はもらえず0点になってしまう」ことや、「記述の前にメモ書きを作成する」ことなどは、何度も授業で教えられていたようで、過去問の添削にも書いてありました。
他に、社会問題などの記述の出題に対しては、「国や地方」、「国民や住民」、「企業など」の視点をもって答案を考えるなど、なるほど!と思わせる効果的なアドバイスもあったようです。
学校別週テストについて
社会の四谷大塚の学校別対策コース(麻布)の週テストは、前半は、理科よりも更に麻布の入試問題形式に近くありません。
問題の体裁すら似ておらず、麻布の形式に近いなぁと感じたのは、第10回くらいからでした。
それまでは、ほとんど、通常の週テストと似たような感じで、よりちょっと記述が多いかなといった出題でした。
これは、併願校を意識したものなのか、あくまでも、日曜の授業で過去問に取り組んでいるので、基礎をあくまでも重視した結果なのか、意図については謎です。
さいごに
社会については、いろいろとやりました。
麻布の対策として、過去問の丸つけについては、学校別対策コースの先生に丸つけしてもらい、自校舎の社会の先生にも同じ問題を丸つけしてもらい、さらに、NN麻布の教材で丸つけし、解説を読むといったことをしていました。
実に同じ過去問を3回の異なる解説で解き直したことになります。。。
正直、かなり、息っ子を疲れさせてしまったかなと思い、ここは反省すべき点かなと思ってます。
(でも、あの社会の入試問題をみてしまうと、あれもこれもやらないと、合格できないのでは?と、つい焦ってしまいました)
怒りん坊パパ的には、社会に関して、学校別対策コースか、NN麻布のどちらが合格に近づけてくれた割合が高いかというと、(前期の教材も含め)NN麻布の方がやや高いように感じました。
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