どうも、怒りん坊パパです。
「5年上」までは、地理を中心に学びました。地理の勉強法については、以下で紹介しています。
四谷大塚の社会の歴史は、一部、5年生の夏期講習で時代区分や遺跡関連など、少し先取りで学習しますが、本格的に始まるのは、「5年下」からとなります。
社会の入試問題では、「地理」、「歴史」、「公民」とありますが、出題の割合でいうと、「歴史」が一番多い学校がほとんどで、社会の中でも最も重要な分野です。
重要な分野の「歴史」ですが、やはり「歴史」を学ぶ上での土台となる地理がある程度完成している(頭の中に地図が出来上がっている)必要があると塾の先生からは言われました。
地理ができていない状態で、歴史を学ぶのは、算数でいえば、計算もままならない状態で、文章題を解くようなものです。
そのため、5年の夏期講習は地理の総復習になると思いますので、しっかり取り組む必要があると思います。
今回は、そんな歴史の勉強方法について、我が家の場合をご紹介したいと思います。
四谷大塚の歴史のカリキュラム
四谷大塚の「歴史」は、「5年下」の全19回で一気に学習します。
個人的には、地理の時間を減らして、歴史にもう少し費やしてもいいのではないかと思っていますが、それだけ地理を固める必要があるのかもしれません。
正直、我が家の息っ子も娘っ子も、若干、「5年下」の歴史は、消化不良気味に毎週をなんとかこなした感じでしたが、6年最後の追い込みで最終的には追いつきました。
覚えることに時間をかけただけ、割と点数が上がりやすい科目のため、週テストに向けて時間をかけたくなるのですが、我が家では、そこまで完璧に仕上げて臨まず、他の科目に時間を使っていました。
というのも、ある程度暗記が必要な科目であり、5年生のときに覚えたとしても、忘れてしまい、また覚えるのに時間がかける必要があると思っていたからです。
このあたりは、お子さんによって、異なるのかもしれません。
ただ、歴史のベースとなる「時代」、「人物」、「出来事」、「因果関係」は覚える必要があり、細かい年号等を6年の夏休み以降に本格的に覚えるようにした感じです。
歴史の勉強の流れ
地理では、まず最初に、「都道府県」を覚えるから始まったと思いますが、歴史では、「時代区分」をまず覚え、その時代に登場する主な「人物」をおさえることにより、歴史の幹を作っていき、歴史の流れを把握するのが、最初にすべきことと塾の先生からは言われました。
その後、各時代の人物に絡めて出来事を覚え、因果関係をとらえていくといったところでしょうか?
我が家では、各出来事の因果関係をとらえるのは割とできていたのですが、その出来事同士をつなげるのに、因果関係をたどりつつ、思い出していたので、テストでは時間が無くなることが多かったです。
1週間の勉強サイクル
基本は、前出の地理と同じ(以下参照)ですが、出だしで、「1.予習シリーズを読み」前に「0.歴史漫画読み」をするようにしていました。
サピックス「年表トレーニング帳」で補強!!
基本、四谷大塚のカリキュラムに沿って、勉強を進めていましたが、知識の点検のためにサピックスの「年表トレーニング帳」を利用していました。
地理と同様、1週間のサイクルでは、なかなかやる暇がなかったのですが、「8.演習問題集」、「12.週テスト」の前のあたりで時間があるときにやっていました。
あとは、これも地理と同じく、組分けテスト前にテスト範囲の部分を実施して、知識の漏れがないかを確認していましたが、特に、時代別の復習だけでなく、「政治史」、「外交史」、「生活・産業史」などのテーマ別のページが、歴史の流れの把握を強化するのに役立ちました。
この問題集も地理の「白地図トレーニング帳」と同じくよくまとまっており、「四科のまとめ」と併せて、知識の点検に使えば、ほとんど漏れはなくなるのではないでしょうか。
まず、歴史に馴染むために
歴史の授業が本格的に始まる前に4年生の後半から5年の前半で、以下の漫画やCDで苦手意識をなくそうと思いました。
スタディスタジアム
我が家では、歴史という分野に親しみやすい(嫌いにならない)ように、4年生のときに「スタディスタジアム」という漫画を読ませました。
中学受験バイブル
ブログの中で何回か、紹介していますが、この本についているCDも、歴史の勉強の取り組むきっかけ作りには、親しみやすい内容になっているので、おススメです。
塾の往復の車の中や電車の中で聞いて、荘司さんの物まねができるころには、歴史の勉強への抵抗感がなくなっていると思います。我が家では、娘っ子も息っ子も物まねして、中国の時代区分を覚えていました。
歴史漫画で勢いをつける!
「1週間の勉強のサイクル」で取り上げた歴史漫画ですが、我が家では、以下の目的で利用しました。
歴史漫画は、「角川」を選びました。
5年の夏休みに1回、5年下の学習で1回、「四科のまとめ」に取り組む際にもう1回と計3回読ませました。
なぜ、歴史漫画は「角川」にしたのか?
歴史漫画は、4社の漫画がありますが、中学受験においては、迷ったら「角川」か、「集英社」を買っておけば問題ないと思います。(画風の好みとかもあるとは思いますが)
以下、簡単に比較してみました。
小学館 | 角川 | 集英社 | 学研 | |
---|---|---|---|---|
難易度 | 1:難 | 2 | 2 | 3:易 |
センター試験にもある程度対応 | 歴史の流れを重視 | 近現代史重視 | 読み易く、時代をつかみやすい | |
刊行年 | 1988年。平成版は2018年 | 2015年 | 2016年 | 2012年 |
価格(税込) | 21,758円 | 16,720円 | 19,800円 | 16,060円 |
冊数 | 24巻 | 19巻(別巻4冊含) | 20巻 | 14巻 |
難易度的には、「小学館」>「角川」=「集英社」>「学研」といった感じでしょうか。
「小学館」は、歴史が得意な子向け
名作と言われる「小学館」ですが、センター試験にも対応できるくらい、詳しく書かれているということなのですが、我が家の場合、歴史が得意なわけではなく、「歴史の導入」が目的だったのと、1998年版で画風が古いので、読むのをやめてしまう可能性があるので、見送りました。
本の構成としては、割と「角川」に近いので、我が家の子供たちが歴史好きで、画風などを気にしないのであれば、「小学館」にしたと思います。
歴史が得意で好きな子向きでしょうか。
「学研」は、歴史のベースを作りたい子向け
「学研」は、画風も今風で見易く、読み易いので、導入としてはもってこいと思います。
ただ、ボリュームも少ないため、ベース作りで一通り学ぶのには最適なのですが、一歩進んだ深堀り勉強に不安が残りました。特に因果関係が重要となる戦前戦後あたりが少ないのが気になりましたが、歴史が苦手な子で、ベースをしっかり作りたい子には向いていると思います。
「角川」か、「集英社」か?
残り「角川」と「集英社」でかなり迷いました。
「角川」は、歴史の流れを把握するのに最適な構成だったのですが、歴史の中でも高頻出の現代史のボリュームが当初、少なく、中学受験としては物足りなさを感じていました。
かたや、「集英社」は、現代史が充実しており、また、重要語句もわかりやすく、成績も上がりやすいとの口コミもあり、迷いました。
決定打は、当時「東日本大震災を9月11日」を始め、12か所の誤植があったとの話があり、ちょっと心配になり、避けました。
歴史漫画において、日付ミスを気付かずに出版してしまうことが、個人的には致命的で信用ができなかったのが理由です。また、「角川」は、その後、現代史を補強すべく、13巻から15巻に加えて、別巻として、3巻追加されたため、「角川」で決めました。「角川」は、漫画本サイズで持ち運びもしやすかったのも、ポイントでした。
角川の歴史漫画は、カバーを外して、クリアカバーをつけていました。表紙裏と裏表紙裏の登場人物などの関係図がわかりやすく、すぐにみれるようにするには、カバーを外す必要がありました。
現在であれば、「集英社」の誤植は修正されたものが販売されていると思いますので、問題ないと思います。
「NHK その時歴史が動いたコミック版」シリーズ
こちらは、「角川」の歴史漫画で読んだ内容について、より記憶に残して、歴史の因果関係を印象に残せるといいなと思い、買い集めました。
普通に漫画として読んでも面白く、息っ子は、休憩時間に読んでました。
大人が読んでも、面白いと思います。パパも買ったものはすべて読みました。
1冊ずつ、シリーズものでセットで販売されています。「昭和史編」や「戦国編」など、現在、全部で51冊あるようです。1冊あたり900円とか1000円するので、全て買うと、相当な金額になってしまうので、気になるところだけ購入しました。
年号暗記
年号暗記を本格的に始めたのは、6年の夏休みです。
息っ子の場合、塾で、年号暗記のテストがあり、ボロボロだったので、さすがにヤバイので、取り組み始めました。
早稲田アカデミーの「スーパー記憶術」
思えば、娘っ子も息っ子も「出来事並べ替え問題」が苦手で、よく間違えていたので、「年表トレーニング帳」のまとめ問題も取り組んでいたのですが、やはり、基本的な年号が頭に入っていなかったため、よく間違えていたようです。
年号暗記は、基本、NN女子学院、NN麻布でもらった「スーパー記憶術」を軸に覚えにくいものは、以下で補いました。
四谷大塚では、娘っ子の時代も息っ子の時代も、なぜかこういったゴロ合わせのプリントはもらえませんでした。校舎によるものなのかもしれませんが、これこそ、Webでできたりするアプリを作ってくれればいいのになぁと思いました。
50分で覚える中学全歴史
こちらは、主に「中学受験バイブル」の荘司さんのCDを覚えるほど聞いた後に、車の中で流していました。世界史も含まれているので、そのあたりは飛ばして聞いていました。
内容的には、中学生向けのようです。
全てきちんと覚えるように聞くというより、
「あ、ここ知ってる、わかる!」
というような確認だったり、部分的にフレーズを覚える感じです。
ラップ調なので、好き嫌いはあるかもしれませんが、少しふざけた感じ!?が子供達には面白いようです。
ちなみに「問題編」の穴あき問題がありましたが、こちらはやりませんでした。
日本史年代ワンフレーズ
大学受験向けの手のひらサイズのコンパクトな1冊です。
これは、NNでもらった「スーパー記憶術」にゴロ合わせがなかったり、覚えにくかったりしたものを補完する位置づけでした。
息っ子と2人で笑って覚えたのが、「桶狭間の戦い」で、「桶1個60円(1560年)」でした。
ほんと、イチゴパンツの「本能寺の変」と同じで、意味がないのですが、印象で覚えてしまう感じです。
なかなか個性的なゴロ合わせがあるのですが、ただ、数字のゴロの読み方が特徴的なので、覚えるにはコツがいるかもしれません。
聴いて丸暗記ゴロ合わせの日本史
これもCD付きでしたが、どちらかというと、語呂合わせで、NNでもらった「スーパー記憶術」になかったり、覚えにくかったりしたものを補完する位置づけでした。
ゴロ合わせの読み方は、割とスタンダードで覚えやすいです。
まとめ
参考書、問題集はいろいろ買って試してみました。
全部が全部、フル活用したわけではないのですが、社会に関しては、買った問題集は割と部分的にかもしれませんが、総動員しました。やはり、子供に「あう/あわない」は買って与えてみないとわかりません。
歴史分野は、暗記が得意な子供には、とっかかりやすい科目なのですが、入試問題も年々、工夫され、単なる暗記だけでは太刀打ちできない内容になっています。
暗記ものが、出題される場合でも、組み合わせなどで、より難易度が高い正確な知識が問われたりしています。
知識を求められる入試問題では、入学後も知識を身につけるのは当たり前として、授業は進みます。
女子学院などは、比較的、入試で知識問題が出題されていますが、娘っ子の中間テストなどの試験勉強を覗くと、唸ってしまうような問題も出ています。
志望校は、校風や文化祭などで見える部分もありますが、入試問題の内容がその学校の授業の1つの指標になるので、入試問題との相性は割と重視すべきことかと思います。
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