どうも、怒りん坊パパです。
以前、前期の学校別対策コースとNNについて、記事を書きました。
今回は、2019年度の四谷大塚の「麻布学校別対策コース」と「NN麻布」で、「学校別対策コース」を選んだ理由を中心にご紹介したいと思います。
【四谷大塚】学校別対策コースとは
ご存じの方が多いと思いますが、麻布の場合、土曜日に学校別週テストがあり、日曜日に丸1日授業があります。
クラスは1クラスで20人くらいが定員のようで、毎年定員いっぱいになるかというとそうでもないようです。
かといって、基準を満たしていないと受講できないので、NNと比べると入室基準は厳しいようです。
先生は各科目1名で、その校舎で実施している他のコースと兼務をされている先生もいるようです。
そのため、その講師の先生のノウハウがすべてになると思います。
早稲田アカデミーのNNと比べて、学校別対策コース数が多いため、講師の数が少ないのは仕方ないかもしれません。
学校別対策コース(麻布)では、麻布の入試問題形式に準じたオリジナル学校別週テストがありました。受験者は麻布コースの生徒だけなので20名弱でしたが、位置確認として参考になりました。
【早稲田アカデミー】NNとは
授業は、日曜NN、土曜特訓、平日特訓、個別ゼミ、通信添削、正月特訓、入試直前特講など、入室基準を満たした生徒に対し、可能な限りサポートするような授業が準備されています。
クラスは、1クラス20人前後で5クラスくらいでしょうか?
先生も各科目に複数名いらっしゃり、各先生も個性的な印象です。
ただ、教材を見る限り、教え方のメソッドというか、志望校の攻略については、先生によらずNN内で統一されているように感じます。
基本、NNの合格者は上位クラスから多く出ているようですが、学校によって、逆転合格の割合は異なるようです。麻布は割と逆転合格が多めで、女子学院は少な目との話を早稲田アカデミーの先生から聞きました。
とはいえ、娘っ子の話を聞くと、「合格判定20%しか出たことない」けど、入学している生徒さんがある一定数いるそうなので、まったく逆転合格がいないわけではなさそうです。
なぜ、学校別対策コースを選んだか?
麻布を志望していた息っ子ですが、9月からの後期は、四谷大塚の学校別対策コース1本で開始しました。 (選抜テストについては、こちらから↓)
その後、国語の過去問対策の進み具合があまり思わしくなかったため、NN麻布の平日特訓の国語1科目を授業は受けずに添削してもらうことで申し込みをしました。その後、特待生の資格を頂き、日曜NNの全科目申込に変更となりました。
ちなみに「土特」と呼ばれる土曜特訓は、過去問演習が中心となり、四谷大塚の学校別対策コースでは、別途、過去問演習スケジュール(合不合判定テスト週など)があり、過去問対策が土特と重複するため、また、早稲田アカデミーから詳細な過去問解説の冊子を頂いたので、受講しませんでした。
この過去問解説の冊子は、かなりの優れものです。我が家は過去問の解説を読むのは、基本、この冊子を中心に見ていました。
算数は、解説だけでなく、難易度や合格点の記載があり、非常に参考になり、社会の解説は物凄い量ですし、理科の解説も詳細に記載されています。
国語も問題を解くプロセスが解説されてます。
赤本とこれで、たいていの問題で正解にたどり着く理解ができると思います。
これをもらえただけでもNNに申し込みする価値があったと思っています。
早稲田アカデミーの「NN」と四谷大塚の「学校別対策コース」で迷いましたが、なぜ、四谷大塚の「学校別対策コース」にしたのかというと、理由は2つあります。
1.前年度の学校別対策コースの合格率
1つめは、前年度の学校別対策コースの合格率がよかったからです。
前年度は11名中7名合格で、その前の年が確か50%強だったと思います。
この合格率であれば、上位半分に入っていれば、問題なく合格できると考えていたのですが、息っ子の年度は上位半分で安全圏ではありませんでした。
今から思うと、息っ子の年度だけ悪かったのではないかなぁとも思いますが、次の年の結果が出るまで、正直わかりません。
2.早稲田アカデミーのNNの教材
もう1つの理由ですが、教材にあります。
息っ子の苦手な社会の学校別対策コースの教材をみると、解答が1~2ページはありますが、解説がほぼないです。。。
もう一つの苦手科目である国語は、教材はなく、過去問を中心にやりますが、これも解答と生徒の優秀答案が記載されている用紙が配布されるくらいです。
対して、早稲田アカデミーのNN麻布の教材の解説は、かなり詳細に記載されており、自習が可能なレベルです。
四谷大塚の「学校別対策コース」は、授業を受けるのが大前提で、早稲田アカデミーの「NN麻布」は、授業を受ければ更によいですが、自習でも充分に学べると判断しました。
そのため、授業を受けないと、効果が得られないであろう「学校別対策コース」に通うことにし、早稲田アカデミーのNNは教材だけをもらい、添削をしてもらうことにしました。
正直に言うと、両方の塾のエッセンス、いいとこ取りをしたかっただけです。。。
お金の話ですが、、、
6年の後半はどの塾でもそうかと思いますが、お金がかかります。
早稲田アカデミーのNNに通うとなると、四谷大塚の学校別対策コースを欠席することになるのですが、四谷大塚の学校別対策コースは受講有無によらず、授業料は取られてしまいます。。。
ただ、この時期、アドレナリンも出て、お金に麻痺気味だったかもしれません。
学校別対策コースとNN麻布の授業の様子など。
授業については、早稲田アカデミーのNN麻布は、前期と後期の祝日等の数回しか授業を受けていませんが、息っ子曰く
四谷大塚の学校別対策コースは、割と厳しかったなぁ。
早稲田アカデミーのNNの方が楽しい感じだったなぁ。
でも、身につくのは、どちらも同じくらいかなぁ。
とのことでした。
学校別対策コースは、スパルタとまではいかなさそうですが、
「やる気あるのか!?」
といった厳しめな言葉が出るような授業のようで、
一方、NNは、
「受験まであと**日! 上位40%以内に入って、麻布生になろう!40%以内に入っていない人もまだ頑張れば、いけるぞ!」
といった声掛けのようです。
こう書くと、断然、早稲田アカデミーの方が良いように思えますが、
息っ子曰く、
NNの授業で、机の下で、スマホでゲームしてた子がいたよ。余裕なのかねぇ。
と言っていました。
「麻布を目指す子っぽいなぁ」と思うと共に、早稲田アカデミーの授業では、ある程度の緩さがあり、本人のヤル気次第で効果のほどは変わるんだなぁと思いました。
で、学校別対策コースとNN麻布はどっちがいいのか?
「で、結局、どっちがいいの?」ということに関してですが、「どっちがいいか?」というより、
「それぞれをどのような目的でどう利用するか?」
を考えるのがよいと思います。
我が家では、早稲田アカデミーの麻布模試を最初から受け、問題ない成績であれば今までの四谷大塚の授業で実力がついてきた証と考え、現状維持のスタンスでした。
麻布模試や四谷大塚の学校別週テストで伸び悩んだり、下降気味の科目があった場合、プラスαが必要と考え、追加の対策(追加受講や問題集の取組み)をしました。
NN麻布1本に絞ることも考えましたが、
ことを考慮し、6年後半での環境の変化による影響を最小限にしたかったため、四谷大塚の学校別対策コースを主軸とする方針は変えませんでした。
四谷大塚の学校別対策コースの授業や先生との相性が悪かった場合は、思い切ってNN麻布に変更するのもありだと思いますが、環境変化による影響をより慎重に検討したが方がよいと思います。
さいごに
四谷大塚の学校別対策コースをやめて、NN1本の人は毎年いるようです。
2019年度の合格率はNNの方が良かったと思いますが、年度によって、凸凹しているのだと思います。
教材は、家庭学習も踏まえると、早稲田アカデミーのNNに軍配が上がると思いますが、四谷大塚の学校別対策コースはその分授業に集中させる緊張感があるように思えます。
ただ、四谷大塚は毎年そうなのかはわかりませんが、配布/返却物の管理がきちんとしていない印象を持ちました。
特にいくつかの科目で過去問の採点依頼をしたのに、1ヶ月以上経過して返却されたり、最終的に行方不明になったりしたモノがあり、親としては少しモヤモヤした時期がありました。
そんなときは、すぐに校舎長へ連絡して、対応してもらうのがいいと思います。
ちなみに早稲田アカデミーでは、以前、貰えてない配布物について問合せした際、パソコンに「誰にいつ配布したか?」を管理しており、
「*月*日に渡してます(発送しています)」
という返事をもらい、家の中を探したら、出てきました。
事務手続き面、管理面では、早稲田アカデミーの方がしっかりしているので、親的には安心感があります。
早稲田アカデミーの対応についてですが、早稲田アカデミーにとって、我が家は外部生だったので、よりお客様扱いしてもらっていたのかもしれません。そのあたりは、正直わからないです。
↓少しでもお役に立てていましたら、ポチッとお願いします。次を書く燃料補給になります!
コメント