どうも、怒りん坊パパです。
どれくらい昔からあったのかはわからないのですが、2019年の息っ子の時代には、四谷大塚の開成桜蔭学校別対策コースが2月からありました。早稲田アカデミーは、4月上旬にNN志望校別コースの前期の入会資格審査試験があります。
今回は、怒りん坊パパが前期の学校別対策コースに行くべきか悩み、結局、四谷大塚の開成桜蔭学校別対策コースに通えず、4月開講のNN麻布(前期)に少しだけ受講した経験をもとに、前期に通ったほうがいいかどうかを考えてみたいと思います。
【四谷大塚】開成 学校別対策コース(前期)について
最初に四谷大塚の前期の学校別対策コースの話をします。
息っ子の時代(2019年)の新学年に上がる前の保護者説明会資料に学校別対策コースで開成と桜蔭は2月から始まると記載がありました。麻布コースがないみたいなので、
「もし、開成コースの資格がもらえたならば、受講を考えてみるかな?」
と思い、保護者説明会の後、
「2月から始まる開成の学校別対策コースの資格判定試験はいつあるんですか?」
と尋ねたところ、
「学校別対策コース4月からになるので、合不合判定テストで判定になると思いますが、その際お声がけします」
と言われたので、2月1日は、娘っ子も休みのため、家族でスキーに行ってました。
そして、2月の授業が始まると、同じクラスの何名かが前期の開成や桜蔭コースに通っているではないですか!?
通っている人の話を聞いてみると、2月1日の開成桜蔭入試同日体験受験の結果で資格判定されたとのこと。
「えー」
と思い、違う先生に聞いてみると、やはり、 2月1日の開成桜蔭入試同日体験受験の結果で資格判定され 、受講開始しているとのこと。
ヤラレました。。。
先生からは、
「通常授業の内容がよくわかっていて、力が余っている生徒さん向けですので」
と言われ、
「うちの息っ子はまだまだなのか。。。」
と「うーん」と唸りたくなるようなお言葉をかけて頂きました。。。
話を元に戻します。
「開成入試同日体験受験をすればよかったかなぁ」とも思いましたが、家族でスキーを楽しめたことだし、確かにまだ通常授業でやりきれていないこともあるので、まあいいだろうと思うようにしました。
NN麻布クラス(前期) とは
さて、NN麻布クラスですが、言わずもがな、「NN(なにがなんでも)麻布!」というコースです。本格的に開始されるのは後期からですが、前期は、
- 4月から7月の日曜日のみ、月2回のコース
- 麻布の入試問題の導入、基礎を身につける講座
- 入会金は10,800円(現在は消費税アップで11,000円かな?)、月額20,200円
- 入会資格は、4月上旬の「NN志望校別オープン模試」が入会資格審査試験を兼ねている
といった感じです。(2019年の情報です)
時間割
授業は日曜日に朝から夕方まで3科目実施し、4月~7月で各科目6回分ずつあります。
- 1時限目:9:30~12:00
- 2時限目:12:45~15:15
- 3時限目:15:30~18:00
1日通してやると、かなり体力を消耗するようです。息っ子は、日曜日に四谷大塚の授業がない日、1日NN麻布の授業を受けましたが、通塾時間が長かったこともあり、疲れてました。
カリキュラム
以下、前期のカリキュラムになります。カリキュラムをみると、麻布の問題の傾向を垣間見ることができます。
(なお、早稲田アカデミーの「麻布合格への道」という冊子より引用しています。)
回数 | テーマ | 学習内容 |
---|---|---|
第1回 | 物語文導入 | 記述全般の注意点/「心情」の記述 |
第2回 | 物語文基本 | 「心情」の記述の応用~<変化>と<対比> |
第3回 | 物語文発展 | 「比喩表現」から人物の心情を読み取る |
第4回 | 象徴表現 | 「象徴表現」から文章の主題を探る |
第5回 | 物語長文 | 今までの授業内容をもとに物語長文の本格記述へ |
第6回 | 総合確認 | 「心情」記述から「比喩」「主題」の記述までの確認 |
回数 | テーマ | 学習内容 |
---|---|---|
第1回 | 麻生の「誘導性」を楽しむ① | 麻布算数の大きな特色である 「誘導性」を味わいます。 |
第2回 | 平面図形 | 特別角や正六角形など、 麻布算数の特徴的な問題を学習します。 |
第3回 | 速さ | ほぼ毎年出題のある速さに関して 学習します。 |
第4回 | 麻生の「誘導性」を楽しむ② | 「誘導」にのって、一般化する方法を 考えます。 |
第5回 | 数論 | 数の性質や場合の数など、 再頻出単元である数に関して調べます。 |
第6回 | 立体図形 | 錐体や水槽に関する問題など 近年出題のある問題を学習します。 |
回数 | テーマ | 学習内容 |
---|---|---|
第1回 | 日本の地理(1) | 産業ごとのポイントを記述問題で総整理 |
第2回 | 日本の歴史(1) | 古代~中世までの単元の記述問題を学習 |
第3回 | 日本の歴史(2) | 中世~近世までの単元の記述問題を学習 |
第4回 | 日本の地理(2) | 地方別のポイントを記述問題で総整理 |
第5回 | 日本の歴史(3) | 近代~現代までの単元の記述問題を学習 |
第6回 | 日本の政治・経済 | 日本の政治経済分野の記述問題を学習 |
回数 | テーマ | 学習内容 |
---|---|---|
第1回 | 科学的な物事の考え方 | 身近にあるものを題材として、 科学的な物事の考え方を 紹介していきます。 |
第2回 | 生物の基礎演習 | 植物や動物に関連するデータや 文章をもとに、考えて記述する問題に 取り組みます。 |
第3回 | 物理の基礎演習 | 力学・電気・運動などについて、 実験や観察結果をもとに 考えて解く問題に取り組みます。 |
第4回 | 地学の基礎演習 | 大地の変化・太陽と月・気象などの、 思考力を要求される問題に取り組みます。 |
第5回 | リード文から考える問題 | 麻生の理科の特徴である、 リード文から根拠を見つけ答えを 導き出す問題に取り組みます。 |
第6回 | 初見の問題に挑戦 (麻布そっくりテスト) | これまでのまとめとして、 まったく初めて見る内容について、 そっくりテスト形式で取り組みます。 |
テキスト
各テキストの構成は、以下の通りです。基本、麻布の入試問題形式に沿ったテキストやテストになっています。理科だけが少しリード文が短いといったところでしょうか。
国語のテキストは、実際の麻布の入試問題形式の「問題」と「解答用紙」、「テキストの解説」となっています。
算数のテキストは、実際の麻布の入試問題形式の「確認テスト(大問2~3問分)」、「確認テストの解答」、テキスト本体は、これまた麻布の入試問題形式の「問題(大問8~9問)」と「テキストの解答」となっています。テキストの後半には、大問8~9問の同じ問題が解き直し用としてあります。
社会のテキストは、実際の麻布の入試問題形式の説明、各単元の説明やコラム、それとひたすら、記述問題があります。6回全部で452題ありました。
回数 | テーマ | 記述問題数 |
---|---|---|
第1回 | 日本の地理(1) | 66 |
第2回 | 日本の歴史(1) | 119 |
第3回 | 日本の歴史(2) | 73 |
第4回 | 日本の地理(2) | 62 |
第5回 | 日本の歴史(3) | 115 |
第6回 | 日本の政治・経済 | 17 |
理科のテキストは、「確認テスト(大問3~4問分)」、「確認テストの解答」、テキスト本体は、「問題(大問2~4問)」と「テキストの解答」となっています。理科だけは、麻布の入試問題のリード文より短い文章の問題が多く見られました。
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