<算数編>【早稲田アカデミー】NN麻布と【四谷大塚】学校別対策コース(麻布)の比較

早稲田アカデミーのNN麻布テキスト、四谷大塚学校別対策コーステキスト四谷大塚
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 どうも、怒りん坊パパです。

以前、後期の学校別対策コースとNNについて、学校別対策コースを選んだ理由を記事に書きました。

 2019年度の四谷大塚の「麻布学校別対策コース」と「NN麻布」の科目別に少し内容を比べてみたいと思います。

今回は算数です。

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カリキュラムについて

 まずは、カリキュラムです。

【四谷大塚】学校別対策コース(麻布)

 大きく「文章題」、「数と規則」、「図形」の3分野が4回ずつの構成になっています。 

 麻布の出題は、割と重点分野がわかっているせいか、分野が絞られています。
ただ、「文章題」というと、他の2分野以外のものが全て入ってしまいそうですが。。。

四谷大塚の学校別対策コース(麻布)のカリキュラム

第1回:文章題(1)
第2回:数と規則(1)
第3回:図形(1)
第4回:文章題(2)
第5回:数と規則(2)
第6回:図形(2)
第7回:欠番
第8回:数と規則(3)
第9回:図形(3)
第10回:文章題(4)
第11回:数と規則(4)
第12回:図形(4)
第13回:直前チェック(1)
第14回:直前チェック(2)

 第7回が欠番になっていますが、これは授業がなく、教材も配られませんでした。たぶん、「文章題(4)」の回だと思いますが、授業がなかったのであれば、教材だけでも頂きたいと問合せたのですが、「授業がなかったので、教材もありません」と言われました。。。ちょっとモヤモヤ。

【早稲田アカデミー】NN麻布

 NN麻布では、分野別以外に「麻布の誘導性」という回があります。
これは、NN麻布の特徴かもしれません。

NN麻布のカリキュラム

第1回:麻布の誘導性①
第2回:平面図形
第3回:立体図形
第4回:速さ①
第5回:数
第6回:麻布の誘導性②
第7回:調べ上げ
第8回:速さ②
第9回:図形総合

比べてみると

 全科目に共通して言えることですが、カリキュラムについては、四谷大塚の学校別対策コースが14回に対し、早稲田アカデミーは9回となっています。

 これは、

  • 四谷大塚の学校別対策コース:1日4科目(10時~18時)
  • NN麻布:1日3科目(9時半~18時)

であるため、早稲田アカデミーの方が回数が少なくなっています。

 また、年明けは、四谷大塚の学校別対策コースは、続けて同じテキストで授業を続けていくのに対し、早稲田アカデミーのNN麻布は直前特講として、「テスト+採点返却+解説」といった、よりテスト形式の実践的な講座になります。

 息っ子の前の年度では、直前特講の問題とそっくりな問題が社会で出題されたとのことで、この直前特講は受けておきたい講座の1つでした。

パパ
パパ

やっぱり、予想的中していると、「今年ももしかして?」と思ってしまうでしょう。

 テスト自体は、当日リアルで受験することはできなかったのですが、問題を受け取り、家で実施し、採点、および、偏差値や順位の結果表を頂き、位置確認をさせてもらいました。

 ちょっと、算数の話からそれてしまいましたが、算数のカリキュラムについては、早稲田アカデミーのNN麻布は、「麻布の誘導性」という回を設け、「問題を解くプロセス、解き方」について、より意識させる授業をしています。
 息っ子は、当初、「自己流/自力」で解いていた時期があり、それが他の問題に取り組む時間が無くなっていたと、アドバイスされたことがあります。

 もちろん、四谷大塚の学校別対策コース(麻布)の講師の先生も「誘導性」については、意識されており、授業の中で説明があったようですが、どのような説明だったのかは定かではありません。

教材の構成

【四谷大塚】学校別対策コース(麻布)

  教材ですが、A4の冊子で、大問6題とチャレンジ問題2題から構成されており、大問1問目は、小問が4~5題となっています。
 解答/解説は、別紙で5~10ページ程度あり、問題によっては、別解の解説もあります。

 授業では、全ての問題をやらずにいくつかピックアップして問題を解かせ、解説をしているようでした。息っ子の場合は、残りの解いていない問題を翌週まで解いて、わからないところを次の週に先生に質問するといったサイクルで最後までこなした感じです。

【早稲田アカデミー】NN麻布

 早稲田アカデミーの教材もA4の冊子で、前回分の確認テスト(大問5題くらい)が別紙であり、大問6題くらいあり、解答/解説がおよそ8ページくらいあります。

 前回分の確認テストは、25分くらいで解くようにと言われましたが、息っ子は、苦手なところから取り組んでいたので、前回分を勉強せずに取り組むと、25分では解けなかったことが多かったです。

特徴的なのは、テキストの6題が解き直し用に全く同じ問題が掲載されています。

 息っ子が算数のNN麻布の教材をメイン取り組んだ時期は、1月下旬の直前です。それも全ての回に取り組んだわけではなく、苦手なところ(第5回~第9回)を中心に取り組みました。

比べてみると

 算数に限っていえば、解答/解説はそれほど差はなく、どちらも同じくらい詳細に書いてあります。

問題の難易度的には、

息っ子
息っ子

問題は、四谷大塚の学校別対策コースの方が難しかったかなぁ

とのことです。
 四谷大塚の学校別対策コースの最後のチャレンジ問題がそう思わせたのかもしれませんし、資格審査基準が四谷大塚の方が難度が高めのため、難易度を上げて問題ないと考えられているのかもしれません。

 余談ですが、息っ子は字があまりきれいではないのですが、こんな感じでテキストに答えを書いていました。(本番直前なので、ここから字の丁寧さが変わったわけではないです)

学校別週テストについて

 四谷大塚の学校別対策コース(麻布)には、土曜日に週テストがあります。

 他の科目では、麻布の入試形式はとっているものの、併願校対策も意識した出題のテストになっていますが、算数は、麻布の入試形式に準じており、難易度も近いと感じました。

 早稲田アカデミーのNN麻布では、模試はあったものの、週テストはなく、算数は前述の通り、授業の中で確認テストという形で実施されており、仕上げの1月に集中的にテスト慣れをする感じです。ただ、早稲田アカデミーのテストは受験者数が四谷大塚より多いので、より本番に近い位置確認ができたと思います。

 麻布の入試問題は、形式も特徴的であり、時間も長いので、早い段階からテスト形式に慣れ、自分のペース、やり方を身につけることをおススメします。

さいごに

 麻布に限らず、算数のデキは入試に大きく影響します。

 麻布の算数は、得意であれば、グッと合格に近づくことができると言われるとともに、得意でない場合でも、誘導に乗れれば、足を引っ張らないレベルまではいけるといわれています。

 ただ、難しい問題は入っていますので、それを見極める力も身につける必要があると聞きました。
(麻布の問題は、紙面の都合で問題の配置を決めていると、塾の先生がおっしゃってました)

 さて、算数に限って、どっちがいいのか?というと、怒りん坊パパ的には、

  • 算数が苦手であれば、早稲田アカデミーのNN麻布
  • 得意であれば、四谷大塚の学校別対策コース(麻布)で、早稲田アカデミーのNN麻布のテストで腕試し

といったところでしょうか?

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