【中学受験】2021年の麻布中学入試問題を覗いてみた

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 どうも、怒りん坊パパです。

 2021年の入試問題が、四谷大塚の過去問データベースにUpされていたので、覗いてみました。覗いてみて、個人的に感じたことを書いてみたいと思います。

 

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社会

 まずは、社会。

 今回、個人的に一番面白いと思ったのは、社会です。

リード文の1行目から引き込まれます。

「ぼくは、今日、麻布中学校の入試を受けている。今はちょうど昼休みだ。苦手な算数が思ったよりもよくできたので・・・」

と始まり、お弁当の話から、「食」、特に「共食」をテーマに展開しています。

 最後は、学校給食の問題点と改善策を「共食」の観点から意見を述べさせる問題で締めくくっています。

 教科書や塾のテキストでの勉強と資料の分析、食事について会話をしたり、普段から「なぜだろう?なんのためだろう?」を考えていないと解きにくい問題と思われます。

 また、最後の出題は、全国統一小学生テストの決勝戦での作文のテーマ等に出てきそうな問題です。

理科

 理科は、「出題の面白さ!?」の観点で麻布色は、全般的にそれほど強くなかったように感じます。

特徴的なのは、科目横断的な出題が割と多かったということではないでしょうか?

大問2の問4や問5は、その問題だけ単体で見た場合、社会かと思ってしまいます。

あと、大問3でしょうか。

 問3はことわざを答えさせる問題で、国語か?

 特に問4は、説明文を読みこなし、法則、ルールを把握したうえで、状態が何通りになるかを答えさせる問題ですが、一瞬、算数か!?と思ってしまいます。

 ことわざを答えさせるのは、麻布くらいではないでしょうか?

算数

 今回の算数は、出題分野的には定番ではあるものの、数の規則性や法則、調べ上げに重点が置かれた出題となっており、どれもやったことはありそうな問題のようには見えます。

 しかし、漏れなく、調べ上げたりして「よし、これでOK!」と自信を持って終わらせて、次に進めるような問題が少なく、どれも時間のかかる問題のようにみえたので、問題の選択力がキーになったのではないかと思います。

 割と差がついたのではないかと思われる問題です。

国語

 町に現れた「ガゼル」を巡って、大学生の主人公とインフルエンサーの女性と中学1年生くらいの子供のそれぞれの想いが描かれています。

本文自体は、用語注釈が23個もあり、インターネット関連の用語っぽいものあり、それらに親しみのない子供たちにとっては読みにくかった文章だったかもしれません。

 このあたりは、インターネットなど情報媒体を悪とし、一方的に制限し、遮断するのではなく、適度な付き合い方ができるように、との麻布からの提言なのかもしれません。

 文章自体は、読みにくいものの、テーマや問題は、比較的、定番だと思われますので、学校別対策コースなどで、練習していれば、なんとかなったのではないかと感じました。

さいごに

 今年の麻布の受験生は、例年より13%少なかったようです。

 これは、麻布中学の受験におけるコロナ対策の方針が大きく影響し、リスク回避の動きがあったかと思います。

 個人的には、濃厚接触者や症状が出た場合の別室受験はなかったようですが、準備してもよかったのではないかと感じました。ただ、追試に関しては、問題を見る限り、これらの個性的な問題をもう1回分作成し、採点するのは、現実的でなかったと思います。

 社会の問題は、去年「衣」、今年「食」だったので、来年は、「住」ですかね。

楽しみです。

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