<理科編>【早稲田アカデミー】NN麻布と【四谷大塚】学校別対策コース(麻布)の比較

学校別対策コース麻布理科テキスト NN麻布理科テキスト四谷大塚
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 どうも、怒りん坊パパです。

今回は、2019年度の理科編です。

理科については、以前、↓の記事を書きました。

 麻布の理科に関しては、今回紹介しているような塾の勉強もさることながら、正直、勉強以外の対策の方が効き目があるのでは?と思います!(他の人と差がつく要素として)

ぜひ、参考にしてみてください。

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カリキュラムについて

 まずは、カリキュラムです。

【四谷大塚】学校別対策コース(麻布)

 前半はテーマ別、後半は総合となっています。
前半のテーマは出題頻度が高いものが取り上げられているようにも思えますが、物理分野が少ないのが気になります。もしかしたら、第7回で取り上げられるものだったのかもしれません。
( )内は、授業のあった日になります。

四谷大塚の学校別対策コース(麻布)のカリキュラム

第1回:天体(9/8)
第2回:気体と水溶液(9/22)
第3回:植物(9/29)
第4回:物の運動・力のつり合い(10/6)
第5回:動物(10/20)
第6回:気象と地層(10/27)
第7回:欠番
第8回:燃焼と熱(11/17)
第9回:生物総合(11/24)
第10回:地学総合(12/1)
第11回:物理総合(12/15)
第12回:化学総合(12/22)
第13回:直前チェック(1/12)
第14回:直前チェック(1/19)

 第7回が欠番になっていますが、これは算数同様、授業がなく、教材も配布されませんでした。

【早稲田アカデミー】NN麻布

 NN麻布の理科では、ざっくりと分野別に「基礎」「応用」で分かれています。
( )内は、息っ子が教材に取り組んだ日です。算数も似たような日に取り組んでいますが、ほんと、直前に取り組んでいることがわかると思います。( )の日付がないところは取り組んでいません。

NN麻布のカリキュラム

第1回:物理の基礎
第2回:地学の基礎   (1/22)
第3回:化学の基礎
第4回:生物の基礎   (1/23)
第5回:物理の応用問題 (1/27)
第6回:地学の応用問題 (1/24)
第7回:化学の応用問題
第8回:生物の応用問題 (1/24)
第9回:総合演習

比べてみると

 四谷大塚の方が、前半で割と単元を絞ったカリキュラムであるのに対し、早稲田アカデミーは、単元を明確に絞らないカリキュラムになっています。四谷大塚の学校別対策コースは、頻出単元であるとともに生徒が苦手そうなところを取り上げているように思えます。

一方、早稲田アカデミーのNN麻布は、麻布の問題形式に慣れることを意識したように思えます。

教材の構成

【四谷大塚】学校別対策コース(麻布)

  教材ですが、15ページ前後のA4の冊子です。解答/解説は別紙となっています。

学校別対策コース(麻布)の教材内容
  • テーマ別のまとめ
    どのようなことをおさえておかないといけないのかが書いてあります。
     例えば、第1回の天体であれば、「太陽の動き」で、「観測地点による、南中高度と南中時刻の違いとその求め方」などが書かれています。その後、「入試突破の視点」として、注意事項(話題になっている宇宙計画や天文現象に注意!等)や練習すべき内容や攻略(基礎知識を基にした計算問題等)が書かれています。
  • 作図の広場
    その回のテーマの作図問題が2問~6問くらいあります。個人的には、この作図の広場が好きでした。
  • 演習問題
    本番形式に近い記述が多い問題が大問で3~4問程度あります。もちろん、ここにも作図の問題は出題されています。
  • チャレンジ問題
    その単元にそった問題が1題あります。この問題が、割と本番の難易度に近いと感じました。
  • 解答/解説
    4ページ程度で、1問につき、1~2行程度の解説がほとんどです。

 授業で、割とほとんどの問題を解いてきて、解説を聞いてきたようです。

 単に問題を解くだけでなく、「なんでそうなるのか?」という疑問を解決し、説明できるようになることを大切にしていたようでした。

【早稲田アカデミー】NN麻布

 早稲田アカデミーの教材は確認テスト(大問2題くらい)が別紙であり、テキストは、A4の冊子で、大問7題くらいあり、解答/解説がおよそ4ページくらいでした。

 確認テストもテキストの問題も本番を意識した問題で、テキストの問題には、大問1問を何分で終わらせるかが書いてあり、時間間隔を身につけるのに非常に役立ちました。もちろん、問題には、作図の問題も含まれています。

 確認テストとテキストの問題を解いて丸つけして、解説を読むとなると、1回分で2時間前後かかり、割とボリュームがあります。

解説は、1問につき、1~2行程度でした。

 麻布の2019年度の理科の入試問題大問4は、月やクレーターが話題として、取り上げられていますがNN麻布のテキスト第6回の地学の応用問題の大問2で似たような問題が出題されています。息っ子は、これを直前に解いていったおかげで、馴染みのある問題として取り組むことができました

 ちなみに、息っ子の理科の答案はこんな感じで、あまりきれいな字ではありませんでした。

比べてみると

 理科も算数同様、解答/解説はそれほど差はなく、どちらも同じくらいのレベルです。

授業は、

息っ子
息っ子

 授業がわかりやすかったのは、早稲田アカデミーのNN麻布かな。四谷大塚の学校別対策コースは、解説より、自分で考えさせられることが多かった気がするなぁ。

とのことです。

 息っ子の感想をいろいろと聞いてみると、

  四谷大塚の学校別対策コースでは、「自分で考えること」

を重視し、

  早稲田アカデミーのNN麻布では、「わからせる、理解させる」

を重視しているように思いました。

 四谷大塚の学校別対策コースの説明会で理科の先生のお話は
「学校別対策コースを受講すれば、合格できるというわけではないが、「自分で考える力」が身につくような授業をします。「自分で考える力」がないと、合格できない、もしくは、合格しても麻布でやっていけない」
といった感じで、聞く方の受け取り方によっては、いろいろ考えて、不安になるようなお話でした。
 対して、早稲田アカデミーのNN麻布の説明会は、合格するために必要なことをわかりやすく、明確に説明してもらえ、先生の言う通りにやっていけば、いいんだな。という気持ちになりました。
 今思えば、説明会も、授業の方針と同じだなぁと感じました。

学校別週テストについて

 理科の四谷大塚の学校別対策コース(麻布)の週テストは、前半の方のテストは特にそうなのですが、あまり、麻布の入試問題形式に近くありません。体裁は割と似ていますが、記述は少なく、学校別対策コースでない、通常の授業の内容も含まれているように思います。

 それだけに、併願校対策にはなっていると思いますが、麻布入試問題慣れという意味では少し物足りないかもしれません。どちらがいいのかは、子供の勉強の進み具合によると思います。

さいごに

 理科についていえば、教材は、解答/解説含め、そこまで大きく差はないと思いますが、授業方針が大きく異なります。

 誤解を恐れず言えば、四谷大塚の学校別対策コースの理科は、合不合は関係なく、

「麻布の理科の学び」を習得させること

を目的とし、早稲田アカデミーのNN麻布は、

「合格するために必要なものを身につけさせること」

を目的としていると思われます。

 我が家は、というより、怒りん坊パパは、両方のいいとこ取りを目指しましたが、四谷大塚の学校別対策コースの方が、子供によって「あう/あわない」が出ると思いますし、親も「あう/あわない」があると思います。

学校別対策コースか、NN麻布を選ぶのに本記事が参考になれば、幸いです。

 

 ちなみに、上記ですが、四谷大塚の学校別対策コースの先生が変わったら、方針も変わるかもしれません。

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